トレード手法
移動平均線の使い方|期間設定・ゴールデンクロス・グランビルの法則
移動平均線(MA)の基本、SMA と EMA の違い、よく使う期間設定、ゴールデンクロス/デッドクロスの注意点、グランビルの法則による押し目・戻りの判断を解説します。
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移動平均線(MA:Moving Average)は、一定期間の平均価格を線でつないだもので、トレンドの方向と勢いを一目で把握できます。最も使われているインジケーターです。
SMA と EMA の違い
- SMA(単純移動平均):期間内の終値を単純平均。反応がなめらかで遅い
- EMA(指数平滑移動平均):直近の価格を重視。反応が速いが、その分ダマシも増える
短期売買では EMA、大きな流れを見るなら SMA、という使い分けが多いです。
よく使う期間設定
| 期間 | 見るもの |
|---|---|
| 20(21) | 短期。日足の1か月、押し目の基準になりやすい |
| 50 | 中期。トレンドの継続/終了の目安 |
| 75・100 | 中期の別視点 |
| 200 | 長期。プロも意識する。上か下かで地合いを判断 |
「20・75・200」や「25・75・200」の3本を表示する構成がよく使われます。数字自体に絶対の正解はなく、多くの人が見ている数字=機能しやすい数字です。
使い方1:トレンドの方向を見る
- 価格が MA の 上 にあり、MA が 右肩上がり → 上昇トレンド。買い目線
- 価格が MA の 下 で MA が 右肩下がり → 下降トレンド。売り目線
- MA が横ばいで価格が上下に絡む → レンジ。手を出さない
使い方2:ゴールデンクロス/デッドクロス
- ゴールデンクロス:短期MA が長期MA を下から上に抜ける → 買いサイン
- デッドクロス:短期MA が長期MA を上から下に抜ける → 売りサイン
ただし クロスは遅行指標です。クロスした時点で値動きはかなり進んでおり、そこから逆行することも多い。クロス単体でのエントリーは避け、トレンドの確認材料として使うのが無難です。
使い方3:グランビルの法則(押し目・戻り)
MA と価格の位置関係から、エントリーポイントを判断する古典的な考え方。実践でよく使うのは次の2つ:
- 押し目買い:上昇トレンドで、価格が上向きの MA まで下がってきて反発 → 買い
- 戻り売り:下降トレンドで、価格が下向きの MA まで上がってきて失速 → 売り
MA を「トレンド方向に引き戻される価格の目安」として使うイメージです。水平線 と MA が重なる場所は、特に反応しやすくなります。
注意点
- レンジ相場では MA は機能しない。ダマシのクロスを連発する
- 期間を短くするほど反応は速いがノイズも増える
- MA だけで判断せず、トレンドの定義(ダウ理論)や水平線と組み合わせる
まとめ
- 短期は EMA、長期は SMA。期間は「20・75・200」など多数派の数字を
- 方向判断(価格と MA の位置+傾き)が主用途
- クロスは遅い。押し目・戻りの目安として使うのが実践的
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