トレード手法
ダウ理論とは?トレンドを判断する6つの基本原則
テクニカル分析の土台であるダウ理論の6原則を、FX の実チャートを想定してわかりやすく解説。トレンドの定義、転換のサイン、高値・安値の切り上げ/切り下げの見方まで。
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ダウ理論は、100年以上使われているテクニカル分析の土台です。「今はどっち方向のトレンドか」「トレンドはまだ続くのか、終わったのか」を判断する基準になります。
ダウ理論の6原則
1. 平均はすべての事象を織り込む
金利、経済指標、要人発言、需給——あらゆる情報は最終的に価格に反映される、という前提。だからチャート(価格)を見れば十分だ、という考え方です。
2. トレンドには3種類ある
- 主要トレンド:数か月〜数年(大きな方向)
- 二次トレンド:数週間〜数か月(主要トレンドの調整・押し戻し)
- 小トレンド:数日以内(ノイズ)
自分の取引時間軸より1つ大きいトレンドの方向に沿うのが基本です。
3. 主要トレンドは3段階で進む
先行期(一部の投資家が仕込む)→ 追随期(トレンドが明確になり多くが乗る)→ 利食い期(一般が飛びつき、先行組は利確)。
4. 平均は相互に確認されなければならない
本来は工業株平均と鉄道株平均の話ですが、FX では「関連する通貨ペアや指標が同じ方向を示しているか」で応用します。例)ドル高なら USD/JPY 上昇・EUR/USD 下落が揃うか。
5. トレンドは出来高でも確認される
トレンド方向への値動きで出来高が増え、逆行時に減るなら、トレンドは健全。FX は出来高データが限定的なので、参考程度に。
6. トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する
これが最も実践で使う原則です。「上昇トレンドは、明確に否定されるまで上昇トレンド」。少し下がっただけで「下落転換した」と決めつけない。
トレンドの定義(実践の核心)
- 上昇トレンド:高値を切り上げ、かつ安値も切り上げている(higher high / higher low)
- 下降トレンド:高値を切り下げ、かつ安値も切り下げている(lower high / lower low)
- どちらでもない:高値・安値が交錯している=レンジ。手を出さない候補
トレンド転換のサイン
上昇トレンドの場合:
- 直近の 安値を明確に下抜ける(安値の切り下げが発生)
- その後の戻りが 直近高値を超えられない(高値の切り下げ)
この2つが揃って初めて「上昇トレンド終了・下降トレンドの可能性」と判断します。1回の安値割れだけでは「二次トレンド(調整)」の範囲かもしれません。
FX での使い方
まとめ
- ダウ理論の核心は「高値・安値の切り上げ/切り下げでトレンドを定義する」こと
- 「明確な転換シグナルが出るまでトレンドは継続」=早すぎる逆張りを避ける
- 上位足のトレンド方向に、押し目・戻りで乗るのが王道
次は 水平線の引き方 で、押し目・戻りの具体的なポイントの見つけ方を解説します。
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