トレード手法
無期限先物の清算価格とファンディングレートの計算
暗号資産の無期限先物で、清算(ロスカット)価格がどう決まるか、レバレッジ別の目安、ファンディングレートの受払い額の計算、クロスマージンと分離マージンの違いを解説します。
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FX・暗号資産のレバレッジ取引は、預けた資金を上回る損失が生じる可能性があります。海外の事業者は 日本の当局の登録がない場合があります。取引はご自身の判断と責任で行ってください。
無期限先物で証拠金を守るには、「自分のポジションは価格がいくらになったら清算されるか」を、エントリー前に把握しておく必要があります。
清算価格の考え方
清算(強制決済)は、ポジションの損失が 証拠金に対してレバレッジ倍率分 に達したときに起きます(維持証拠金率などで多少前後)。
レバレッジ別の目安(ロングの場合)
| レバレッジ | 清算までのおおよその下落率 |
|---|---|
| 2倍 | 約 −50% |
| 5倍 | 約 −20% |
| 10倍 | 約 −10% |
| 25倍 | 約 −4% |
| 100倍 | 約 −1% |
暗号資産は1時間で5〜10%動くことが珍しくありません。10倍以上のロングは、ちょっとした下落で消えると考えてください。ショートは逆方向(上昇)で同様です。
取引画面には「清算価格(Liquidation Price)」が表示されます。エントリー前に必ず確認し、その価格が「あり得る値動きの範囲内」なら、レバレッジを下げます。
クロスマージンと分離マージン
- 分離マージン(Isolated):そのポジションに割り当てた証拠金だけが清算対象。口座残高の他の資金は守られる。初心者はこちら
- クロスマージン(Cross):口座残高全体が担保。清算されにくいが、されたときの損失は大きい
ファンディングレートの計算
無期限先物には満期がないため、先物価格を現物価格に近づける調整として、ロングとショートの間で定期的(通常8時間ごと)に手数料をやり取りします。
受払い額 = ポジションの想定元本 × ファンディングレート
計算例
- BTC の無期限先物を、10,000 USDT 分ロング(レバレッジ関係なく「建玉の名目金額」で計算)
- ファンディングレートが +0.01%(8時間ごと)
- 1回の支払い = 10,000 × 0.0001 = 1 USDT
- 1日3回なので約 3 USDT/日、レートが続けば1か月で約90 USDT
レートは相場の過熱度で変動します。強気相場ではプラスに大きく傾き(ロングがコストを払う)、弱気相場ではマイナスになります。
実践のポイント
- エントリー前に 清算価格 を確認。あり得る変動幅の外に来るまでレバレッジを下げる
- 分離マージン を選ぶ
- 損切り(ストップ)を必ず入れる。清算に任せない(清算は手数料も高い)
- 長期保有するなら ファンディングレートの累計コスト を見積もる
- レートが極端にプラス=ロング過熱。逆行に警戒
まとめ
- 清算価格 = レバレッジ倍率分の逆行で到達。10倍で約10%
- 初心者は分離マージン・低レバ・損切り必須
- ファンディングレート = 建玉名目金額 × レート。保有し続けると積み上がる
関連:現物と無期限先物の違い / 資金管理の2%ルール
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