トレード手法

無期限先物の清算価格とファンディングレートの計算

暗号資産の無期限先物で、清算(ロスカット)価格がどう決まるか、レバレッジ別の目安、ファンディングレートの受払い額の計算、クロスマージンと分離マージンの違いを解説します。

公開 2026年9月1日

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FX・暗号資産のレバレッジ取引は、預けた資金を上回る損失が生じる可能性があります。海外の事業者は 日本の当局の登録がない場合があります。取引はご自身の判断と責任で行ってください。

無期限先物で証拠金を守るには、「自分のポジションは価格がいくらになったら清算されるか」を、エントリー前に把握しておく必要があります。

清算価格の考え方

清算(強制決済)は、ポジションの損失が 証拠金に対してレバレッジ倍率分 に達したときに起きます(維持証拠金率などで多少前後)。

レバレッジ別の目安(ロングの場合)

レバレッジ 清算までのおおよその下落率
2倍 約 −50%
5倍 約 −20%
10倍 約 −10%
25倍 約 −4%
100倍 約 −1%

暗号資産は1時間で5〜10%動くことが珍しくありません。10倍以上のロングは、ちょっとした下落で消えると考えてください。ショートは逆方向(上昇)で同様です。

取引画面には「清算価格(Liquidation Price)」が表示されます。エントリー前に必ず確認し、その価格が「あり得る値動きの範囲内」なら、レバレッジを下げます。

クロスマージンと分離マージン

  • 分離マージン(Isolated):そのポジションに割り当てた証拠金だけが清算対象。口座残高の他の資金は守られる。初心者はこちら
  • クロスマージン(Cross):口座残高全体が担保。清算されにくいが、されたときの損失は大きい

ファンディングレートの計算

無期限先物には満期がないため、先物価格を現物価格に近づける調整として、ロングとショートの間で定期的(通常8時間ごと)に手数料をやり取りします。

 受払い額 = ポジションの想定元本 × ファンディングレート

計算例

  • BTC の無期限先物を、10,000 USDT 分ロング(レバレッジ関係なく「建玉の名目金額」で計算)
  • ファンディングレートが +0.01%(8時間ごと)
  • 1回の支払い = 10,000 × 0.0001 = 1 USDT
  • 1日3回なので約 3 USDT/日、レートが続けば1か月で約90 USDT

レートは相場の過熱度で変動します。強気相場ではプラスに大きく傾き(ロングがコストを払う)、弱気相場ではマイナスになります。

実践のポイント

  1. エントリー前に 清算価格 を確認。あり得る変動幅の外に来るまでレバレッジを下げる
  2. 分離マージン を選ぶ
  3. 損切り(ストップ)を必ず入れる。清算に任せない(清算は手数料も高い)
  4. 長期保有するなら ファンディングレートの累計コスト を見積もる
  5. レートが極端にプラス=ロング過熱。逆行に警戒

まとめ

  • 清算価格 = レバレッジ倍率分の逆行で到達。10倍で約10%
  • 初心者は分離マージン・低レバ・損切り必須
  • ファンディングレート = 建玉名目金額 × レート。保有し続けると積み上がる

関連:現物と無期限先物の違い / 資金管理の2%ルール

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